サッカー日本代表決勝T進出!だが少し…

サッカー・ワールドカップ(W杯)で日本代表は28日、ポーランドに敗れながらも決勝トーナメント進出を決めた。試合が終わった瞬間も選手たちはそこまで喜ばず、淡々としていた。試合に敗れた上、終盤は得点を狙うこともやめてしまい、戦った選手たちも複雑な思いを抱いた試合となったことだろう。

目の前の勝負より1次リーグ突破を優先し、同時に行われていた試合でセネガルがコロンビアに1点リードされていたこともあり、後ろでのボール回しに徹した日本。セネガルと勝ち点、得失点差、得点数とも並べば警告(イエローカード)の比較になるため、激しいプレーをしてさらに警告を受けないための策だったのだと思う。

 FW武藤嘉紀(25)は「前から(攻めに)いきたかったが、カウンター攻撃を受けて失点したらそれほどばかなことはない」と語り、FW大迫勇也(28)は「1次リーグを突破するために試合をしている。」と言い切った。

 だが、セネガルが得点すれば日本は1次リーグ敗退となる危険性もある。だからこそ長友佑都(31)は「これで決勝トーナメントに進めなかったら悔いが残っていただろうな」と複雑な思いものぞかせた。

 W杯は選手にとって4年に1度の大切な舞台であると同時に、世界中が最高峰のプレーを楽しみにする場でもある。日本がボール回しを始めると観客席のあちこちで人が立ち上がり、帰路につく姿が目立った。ベンチにいた本田圭佑(32)は「出ている選手には酷な試合だった。面白いサッカーを見たかったファンには申し訳ないが、次に進まないと、また良いサッカーをして喜ばせることはできない。理解してほしい」と訴えた。

 この状況を招いてしまったのは、日本が失点したから。吉田麻也(29)は「一歩間違えば敗退してもおかしくなかった。まだ甘さがある。全く満足できない」と不満を抱える。一方で長友は「良い状態で決勝トーナメントに行ってしまうと、過信する選手が出たり、やれるという軽い気持ちが出てきたりするかもしれない。負けたことには、何か意味がある」とも受け止める。

 批判を承知の上で、勝負に徹して進んだ決勝トーナメント。思いは一つ。ベルギーとの1回戦に勝って、日本のW杯史上最高の8強へ進むことだと。

だが私個人の意見としてはもう少し攻めのサッカーをして欲しかった。

だだ決勝トーナメントのためにやむを得ないと言うのもわかるが、魅せるサッカーも必要だと思う。

少し残念だが、決勝トーナメントに行けたのはよかったから決勝トーナメントでは魅せるサッカーをして欲しいものだ。